帽子にかぶせる白いカバー
バスの運転手さんなどが夏になると帽子にかぶせる白いカバー。
「ただの『白いカバー』っていうんじゃないの?」という人は甘い。
こういうものにもちゃんと名前がついているのです。
東京帽子協会に聞くと、「わたしたちは『日覆』と呼んでますけどね」。
日覆、なんて言葉は初めて聞くが、ワープロで「ひおい」と打つと、ちゃんと「日覆」と出るあたり、実は由緒正しい名前なのです。
読んで字のごとく、あの白いカバーで帽子を覆って、太陽の光を反射させようというわけです。
衣替えのひとつで、6月の声を聞くと、タクシーの運転手さんなども、こいつをつけるようです。
「でもさ、白いカバーでも意味は通じるわけだし、それが『日覆』という名前だってことがわかって何がうれしいわけ?何か得するわけ?」ど、口をとがらせるコクミンもいるかもしれない。
わたしは別にうれしくもないし、得したとも思ってません。
いっておきますけど、この本を読んで何か得しようなんて思わないようにね。
ちなみに、警察官や自衛隊、消防士、バスの運転手さんなどがかぶるあの帽子のことを、総称して「官帽」というんだそうだ。